TEL. 011-385-4898
〒069-0831 北海道江別市野幌若葉町6-1 A1103
5Sとは、ごくごく簡単に言うと職場の整理整頓をすることです。ですが、単に掃除をしたり、片付けたり、見栄え良く並べるだけでは、正しい5Sとは言えません。
それでは正しい5Sとは?
5Sには「清掃」「整理」「整頓」「清潔」「しつけ」の5つの活動があり、それぞれに「定義」があります。それらの定義をしっかりと理解した上で5Sを進めることが、重要なポイントになります。
当事務所では、5Sに合わせて様々な工夫・改善を実践することを「5S改善活動」と呼んでいます。
5S改善活動に取組むことにより、次の2つの力が養われます。
1「問題を見抜く目」
2「問題を改善・解決する力」
これまで気が付かなかった様々な問題や不具合が、徐々に見えてくるようになります。いわゆる「問題を見抜く目」が養われてきます。問題が見えたら、次は知恵を出し合って改善策を考え、実際に試してみることで実践力を養います。これが「問題を改善・解決する力」です。
■5Sステップ展開方式で着実にレベルアップできます
5Sは、始めるのは容易ですが、それを維持、継続していくのは思っている以上に難しい活動です。当事務所の5Sステップ展開は、各ステップを一つづつクリアしていくことにより、無理なく着実にレベルアップできるように工夫した独自の方式です。どんな職場でも後戻りしない5Sが可能となります。
■改善・工夫の実践で、問題解決力を高めます
5Sと並行して様々な改善・工夫を実践することで、問題解決力を高めます。改善・工夫の成果を改善報告書に残すことで、改善ノウハウを共有・蓄積することができます。
■活動期間は概ね6か月〜12ヶ月が目安です
活動期間は概ね6か月〜12ヶ月が目安ですが、モデルエリアに限定した短期支援、スポット支援もご相談に応じます。
・工場改善に取組みたいが、さて何から始めればいいのか?
・工場改善に取組んでいるが、思うような成果が上がっていない
そんな企業さんにおススメなのが、ムダに着目した工場改善です。ムダとは新たな価値を生み出さない作業、もっと分かりやすく言うと「お金を生まない作業」のことです。お金を生まない作業を減らしてお金を生む作業を増やしていく、これがムダ排除の考え方です。
ムダ排除というと、何か難しそうなイメージがするかもしれませんが、実は作業のチョットした見方のコツさえ分かれば、ムダを見つけることは意外と簡単です。当事務所ではムダ発見の糸口として、作業について「運搬」「手待ち」「取り置き」、物について「滞留」の着眼点を提示しています。これらの着眼点から作業や物を見ることで、今まで気付かなかったムダが次々と見えてきます。
あとは、見つけたムダをどうやって減らしていくか、そこには知恵を絞る必要があります。これまでの固定観念を取り払い、発想を転換することも必要になってきます。解決策を見つけるのはそう簡単ではありませんが、この過程を通して身に付けた改善ノウハウは、一生役立つものとなり、会社にも大きなメリットをもたらすはずです。
活動はプロジェクトチームを編成して進めます。ムダ排除のような新たなチャレンジに対しては職場の抵抗も付きものです。活動の推進には、経営者や管理職の強力なバックアップ体制が不可欠となります。
■工場の収益向上を図ります
汗水流して、長時間働いてもなかなか収益が上がらない。これは多くの場合、工場にお金を生まないムダ作業が多すぎるからです。お金を生まないムダ作業をいくら一生懸命やっても、決して収益が上がることはありません。実際に作業の7〜8割をムダ作業が占めているという職場も珍しくありません。
ムダ排除は工場のお金を生まない作業を減らし、お金を生む作業を増やす活動です。お金を生む作業が増えれば、当然、工場の収益も向上します。
■お金をかけない工場改善のノウハウが身に付きます
改善の基本はお金をかけない改善です。お金をかけて新しい機械やシステムを導入する前に、現在の作業を見直すことが先決です。ムダを放置したままの安易な設備投資はとても危険です。会社の財務負担が増えるのはもちろん、ムダがはびこっている状態では期待した投資効果も十分に発揮できない恐れがあります。
ムダ排除は作業のやり方、手順を見直す作業改善が基本です。お金をかけなくてもやれる改善はたくさんあります。ムダ排除に取組むことで、お金をかけない工場改善のノウハウを身に付けることができます。
■人づくりに貢献します
お金を生まない作業に着目することで、これまで気付かなかった作業のムダが見えてきます。作業の見方が変われば、意識も変わってきます。ムダ排除の活動を通して、高い問題意識と改善ノウハウを身に付けた人材が育ちます。特に次世代リーダーの育成におススメです。
■プロジェクトチームで進める
社内からこれはと思う人材を選抜し、プロジェクトチームを編成して取り組むようにします。新しいことに取組む際には、抵抗が付きものです。特に作業改善は、これまでのやり方を変えていくので、職場の抵抗が強くなる傾向があります。活動の遂行に当たっては、従業員への事前説明と経営者、管理職のしっかりとしたバックアップ体制が不可欠となります。
小集団活動とは、職場単位、あるいは職場のメンバーで小人数のグループを作り、自分たちの職場が抱えている問題を解決したり改善したりする活動のことです。品質向上、効率向上、コストダウン、安全性向上などをテーマに、原則として全員参加で行います。グループの人数は特に定めはありませんが、一般的に5〜6人のグループが最もまとまりやすく、力が発揮できるようです。
小集団活動は、もちろん仕事の質や効率を向上させることにも役立ちますが、QC7つ道具などの問題解決ツールや手法をマスターすることにより、従業員の問題解決力を飛躍的に高めることができます。
月に1回程度訪問し、テーマ設定から解決までの問題解決の各ステップについて、グループ別に実践形式でその習得をご支援します。
小集団活動テーマ例
「事務、管理関係」
経理事務処理時間の短縮、制服クリーニング代の節約、事務用品発注方法の改善、伝票チェック方法の見直し、不明伝票の改善、書類保管棚の5S、書類保管期間の見直し、営業日報作成時間の短縮、社内連絡体制の改善、お客様対応マニュアルの整備、在庫管理方法の改善、資材発注方法の改善、書類ファイリング方法の改善、外注費用の削減、伝票転記作業の改善、掲示物管理の改善 等
「現場・現業関係」
製品クレーム削減、製品ロスの削減、機器洗浄時間の短縮、製品不良の削減、消耗品のコスト削減、朝礼・打合せ時間の短縮、段取り時間の短縮、作業ミスの削減、点検チェックリストの整備、清掃洗浄マニュアルの整備、資材置き場の5S、日報作成時間の短縮、ヒヤリハット対策、発塵の発生源対策、廃棄物の削減、包装作業のムダ排除、手待ち時間の有効活用、仕掛品の削減、重量物運搬の改善、動線の効率化、端材活用の推進、作業手順書の整備、商品開発期間の短縮 等
■今いる人材の早期の育成が図れます
実際に自分たちの職場を対象として、実践形式で問題解決手法を学んでいただくことにより、今いる人材の早期の育成を図ります。これまで、本来持っている力を発揮できないでいた従業員や、隠れていた潜在能力が引き出された従業員が、短期間で著しい成長を示すことも珍しくありません。
■会社に貢献できる高度人材が育ちます
従業員の問題解決力を高めることで、問題意識を持ち、自ら課題を見つけ、改善や提案ができる人材が育ってきます。グループ活動で相互に刺激を受けたり、新たな気づきを得たりすることも、従業員全体の底上げにつながる大きな要因となります。
■人づくりとともに会社利益にも貢献します
会社目標に沿った活動テーマを設定することにより、活動成果を会社利益に貢献させることができます。クレーム削減、ミス削減、納期遵守など、会社が抱えている課題を活動テーマにすることにより、活動成果を会社利益に反映させることができます。
■支援期間の目安は6ヶ月〜12ヶ月です
一つのテーマにかける活動期間は概ね3〜6ヶ月ですが、あまり期間にこだわる必要はありません。テーマによっては短期間で結果が出るものもありますし、1年以上かかるものもあります。ポイントは継続することで、活動をレベルアップさせていくことです。
半年に1回程度、報告会を開催するなどして活動成果を発表します。
当事務所が小集団活動の入門編として位置付けているのが「困り事洗い出し活動」です。小集団活動と同様に職場単位、あるいは少人数のグループを編成して進めますが、異なる点は小集団活動がグループごとにテーマを設定して問題解決を進めるのに対して、困り事洗い出し活動では特にテーマは設定せず、メンバーが洗い出した困り事や問題点について、それぞれ改善・解決策を検討していく点です。
日常行っているごく身近な業務を対象にして、問題解決の基本を学ぶことで、従業員の問題意識の醸成が図れます。
日常業務を、「やりにくい」「分かりにくい」「手間がかかる」といった簡単な視点で見直してみるだけで、これまで当たり前だった業務に、多くの問題があることに気付くことができます。これまでの「当たり前」の中に新たな「問題」を発見することで、人づくりの基本となる問題意識が醸成されます。
■身近な問題を題材にするので、どんな職場でも取組みやすい
自分たちの日常業務を対象として、専用の困り事洗い出しシートを使って活動を進めるので、どんな職場でも容易に取組むことができます。大きな成果は目指さずに、まずは今より少しでも良くなれば良しの方針で進めます。
■業務の質、効率が向上する
大きな成果は目指しませんが、今よりも良くすることで、確実に業務の質や効率が向上して行きます。
■支援期間の目安は3月〜6ヶ月です
困り事の洗出し→原因・改善策の検討→改善の実施を1サイクルとして、何度か繰り返します。問題解決の基本が習得できたら、小集団活動へ移行するのも良いでしょう。
〒069-0831
北海道江別市野幌若葉町6-1 A1103
TEL 011-385-4898
携帯 080-3233-1081
FAX 011-385-4898
E-mail hasegawa@agate.plala.or.jp